無歯顎の人にオールオン4

歯を事故や歯周病などで全て失ってしまっても、噛み締める機能はしっかり回復させる為には、インプラント治療が選択肢になります。
実際のインプラント治療では歯茎を切開して、人工歯根を埋め込んで定着を待ってようやく人工歯が完成することになるわけです。
段階を踏んで治療を進める必要があるので、期間も長くなり数ヶ月以上の時間を覚悟しなければなりません。
出来る限り早く自分の歯を取り戻したい方には、隔靴掻痒の観があるのは致し方ないと言えるでしょう。
このような従来のインプラント治療の問題点を改善したのが、オールオン4です。
歯を全て失ってしまった無歯顎でも咀嚼機能を回復させることが出来るのがポイントです。

オールオン4とは、連結した人工歯を最小限のインプラントで固定すると言うものです。
歯が一本も残っていない方では、従来の手術では10本程度のインプラントを留置しなければならず、肉体的負担も費用負担も大きなものがありました。
これに対して、オールオン4では従来の半分以下の4本で最大12個の人工歯を支えることが可能になっているのです。
このような画期的な治療を可能にしたのは、インプラントを挿入する角度にあります。
傾斜をつけて歯茎に埋め込むことにより歯槽骨との接触面が確保され、強く結合されて安定性が高いので、多くの人工歯を支持することを実現している訳です。
使用するインプラントの数を大幅に減らすことが出来ることから、費用も抑えることが適います。

身体への優しさに着目すれば、オールオン4ならば手術の回数も一回で済ませることが出来るのです。
これはインプラント従来とは異なる挿入法を採用しているおかげで、安定性が高く定着するまでに時間を必要としていないからです。
そしてオールオン4では治療当日に即日で全ての人工歯を入れてしまうまで施術を完了させてしまうので、すぐに咀嚼能力を回復させてくれるメリットを享受できます。

また従来の治療の問題点に、顎の骨が不足していると骨造成などが必要になる場合もありました。
特に長期間歯が無い状態が続くと、顎の骨が不足しがちでインプラントの適応にならない可能性も覚悟しなければならなかったのです。
しかしオールオン4では傾斜を付けて挿入するので、骨の量を考慮する必要が無いので、高齢者で無歯顎の場合でも、人工歯で咀嚼することも可能になっています。
従来のインプラント治療の対象にならなかった場合でも、オールオン4なら、咀嚼機能を取り戻すチャンスが広がったと言えるでしょう。